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香りが魅力の生花ブーケは繊細で扱いが大変
生花で作られたブーケはその植物の持つ魅力が活かされています。季節に応じた花を使えば、自然とセンスの良さを引きだすことも可能です。
そして生花にしか出せないメリットと言えば、香りです。アロマが花からも抽出されるように、香りの効果で花嫁の幸せな気持ちを盛り上げてくれる作用も期待できます。
見た目だけで言えば精巧な造花でも十分かもしれませんが、ブーケトスでブーケを受け取ったときに軽くてチープに感じてしまいます。そのため生花は結婚式には欠かせない存在ですが、生花は逆に重くて扱いづらいというデメリットがあります。
確かに生花は美しいですし香りもいいですが、花は枯れてしまうものなのでそのみずみずしい姿を保つことができません。保つためにも水分を含ませますが、これがまた重みに拍車をかけます。特にキャスケードブーケのようにボリュームのあるブーケはなおさらです。重いドレスに重いブーケでは花嫁の負担も大きくなりがちに。
枯れてしまう生花で作られたブーケを、その思い出と一緒に残すためには、すぐに押し花や加工などで工夫する必要があります。生花でのブーケはお値段も高めですが、その割には楽しめる期間が短いので本当に結婚式だけで終わってしまいますし、季節や使用する花によってはすぐにしおれてしまうということも。
プリザーブドフラワーブーケであればこのデメリットをカバーし、扱いづらい生花と、扱いやすいけれども近くで見るとチープさが出てしまう造花の中間をいくブーケに仕立てることができます。生花にしか出せない香りはアロマで補うのもいいですよ。
カラーが自由自在のプリザーブドフラワーは種類が少ないのが残念
プリザーブドフラワーは生花の色を抜き、染料を吸わせることで鮮やかな色を出します。カラーバリエーションを持たせることができるので、真っ青なバラもブリザーブドフラワーなら作れます。
しかしどの花にもこの技法がうまく使えるというわけではなく、プリザーブドフラワーに向いていない花も残念ながらあります。花びらが薄かったり繊細で水分が多めのものなどは、加工するときに縮んでしまったり染料が染み出てしまい、カラーがうまく出ないという現象が起きるからです。
例えば藤の花がそうですが、アトリエモモでは紫系の他の小花で補うことでご要望にお応えします。同じくプリザーブドフラワーには向いていないミモザでのご要望があったときも、その部分は造花で対応するなどしています。
「できない」ではなく、お客さまのご要望を損なわないようにアレンジするのが、アトリエモモのオリジナルブーケです。
白いブーケにしても、花の種類を持たせたり、グリーンの部分にいろいろな種類を織り交ぜたりすることで、ブーケとして華やかになるようにしています。種類がないからといって白の単一の草花だけで(バラだけなど)作ったりすると、華やかさに欠けお葬式の雰囲気が出てしまいますから。
花の種類が少ないというデメリットは、アトリエモモのハイセンスなアレンジの見せどころでもあります。その花がないから対応できないで終わらせはしません。ご希望の花がプリザーブドフラワーにできるかどうか、お客様には余計な心配をさせません。何でもお気軽にアトリエモモにご要望をお伝えください。
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